久しぶりのブログです

ご無沙汰しております。本日は難病に苦しむ子供たちへの力強い応援本のお話をします。

昨日図書館より借りてきて、すっかり夢中になってしまいました。

有名なチャーリーブラウンとスヌーピーの本です。番外編です。

 

小児がんに苦しむ子供たちの願いをうけてスタンフォード大学子供病院のある看護師さんがスヌーピーの作者、シュルツさんに「がんと闘っている幼い子供たちために、スヌーピーとその仲間の力を貸してほしい」とおねがいしました。そこでCBSでテレビアニメができ本がつくられたそうです。

 

この本のなかで白血病にかかって苦しむ女の子ジャニスとライナスは友達になり、ジャニスに降りかかる沢山の偏見や差別などの問題と立ち向かいます。ライナスは勇気と知恵をもっていじめっ子と戦い、クラスの女の子やジャニスの姉妹のジェラシーとも戦います。

 

治療のため髪の毛が抜けてしまったジャニスから帽子を取り上げて、ツルツルあたまで髪の毛一本もありゃしないじゃないかとひどい言葉を投げつけたいじめっ子には、あの子は白血病なんだよ。このばかやろう。病気を治すために化学療法を受けてそれで髪の毛が抜けちゃったんだよ。それが嬉しいのかよ。あの子と同じ目にあってみたいのか、よく考えてみろ。今まで頭を使って考えたことなんか、ないんだろうと激しく詰め寄ります。いじめっ子はあやまります。そのほかにもジャニスばっかり特別扱いされているわよとひがむクラスメートには、特別大切にされているとしたら、それはあの子が病気だからだよ。と話すのです。

 

今日本の学校でいじめの問題が多く見受けられています。いじめはいじめられっ子だけではなく、いじめっ子の心にも深い闇を残します。でもライナスのように勇気をだしてイジメと戦えないでしょうか? 運が悪くて病気になった子。運が悪くてイジメにあった子。多くの報道によって私たちは生徒だけでなく、先生や大人の関与、無関心もある事実を知ることができています。子供たちの心が強くなるにはただ一つ、自分が強くなること。そしてそばに誰かがいてあげることです。

 

そんな単純なことではないという声が聞こえてきそうですが、きっと一番大事なことではないかと思うのです。