講演前に鹿児島いちき串木野市の観光(?)名所のちかびという地下油タンク群を見学する機会に恵まれました。2016年jに創立 30周年を迎えた日本の原油備蓄基地の一つです。山の地下深くの岩盤地域にトンネルを掘り石油を備蓄するという日本初の施設です。日本で使用する3日分の石油が10本のトンネルの中に保管されています。展示館としては狭い面積ですが、日本の最先端技術を見ることのできる施設です。30年前の技術者たちの努力や苦労が感じ取れる優れた施設です。30年間一度も緊急使用がされたことがないとの事で静かな印象の備蓄基地です。タンカーから原油をとりいれるためのフローティングホースは普段は海中に沈んでいますが、使用の際はホースの周りに空気を入れて海上に浮くように工夫されています。自然景観に心配りした基地です。他の鹿児島消防協会の団長さん達と共に見学しましたが、大人の私たちが見ても手ごたえのある施設でした。子供たちへぜひ見せたい施設でした。